実家の妹から「お兄ちゃんの荷物があるから送るね!」とLINE。
数日後に届いた荷物は、何やら騒々しい感じに切手が貼りまくっていました。
まぁ、余ってた切手を使ったんでしょうね。
一体、何が入っているのでしょう。
わたしの荷物は整理されていたはず
わたしの実家は父が亡くなった際に、土地・建物は母名義になっていたのですが、母が一人で暮らすのも心配だということで妹が同居することになりました。
しかし、実家も古くなり建て替えも必要なことが判明。
母が亡くなっても、わたしが土地の相続を放棄することを条件に妹が実家を建て替えたんです。
ですから、わたしの荷物は整理されていたはずなのに、10年以上も経った今、何がどこに残っていたのでしょう?
おそらく、母が残しておいたものの、いい加減邪魔になってきたので、わたしに送り付けてやろう。
そんな魂胆が見え隠れします。
送られてきたのは兜
段ボールは2個口。
とりあえず小さい方から開けてみると、何と端午の節句に飾る「兜」が。
端午の節句といえば、男の子が5歳になる歳のお祝いです。
そう、わたしが5歳の時に我が家で飾られた兜。
45年の歳月を経て、いまここに復活!
・・・要らんでしょ。
もう一つの段ボールからも、同じく兜が出てきました。
こちらは箱に家紋入り。
我が家の家紋は抱き茗荷です。
で、ここで気付いたんですが、普通は兜とセットで「弓」や「刀」があるんですが、両方ともそれが見当たりません。
たぶん、子供だったので壊してしまい、捨ててしまったんでしょうね。
聞くところによると、刀は本物の日本刀を飾っていたそうです。
それから、こんな兜までありました。
鉄製の小さな兜。
妹から、「せっかくだから飾ってね!」なんてLINEがきましたが、どうしたものでしょう。
確かに”5”0歳になりますが
そりゃ、今年50歳になりますが、桁が違うのでこの歳で端午の節句的なお祝いなんていりません。
というか、「5歳」ではなく「50歳」になるわたしへのネタとして送ってきたのかもしれませんね。
それなら納得。
大きな兜では場所も取りますし、子供もいないので飾るほどではないため、出窓に小さな兜を飾っておくことにしましょう。
他の2つは一応、母が亡くなるまでは保管はしておくことにします。
45年間も大切にしてくれた気持ちに感謝して。
まぁ、今年の5月5日くらいは飾ってもいいかな?
大人になって感じる気持ち
こういう事って、歳を重ねないと分からないと思います。
20歳の時に兜を渡されても、たぶんちょっとの懐かしさ以外、何の気持ちにもなれなかったと思いますしね。
もしかしたら、そのまま処分してしまっていたかもしれません。
そう考えると、年齢を重ねるのも悪くはないと思う、今日この頃。
今年、80歳を迎えた母ですが、いつまでも元気でいて欲しいと思います。
以上、「実家の妹から届いた荷物を開けたら45年前にタイムスリップした」でした。