いっきblog

アラフィフにして、ようやく人並の生活を手に入れた人生やりなおしブログです。若者よ!こんな大人にならないように!

いぼ痔に悩んでいるあなたへ。いぼ痔は手術で簡単に治るから病院へ行こう!

 

以前、いぼ痔になって入院した時のことを書きましたが、いぼ痔の記事が意外と人気記事となっています。

いぼ痔で悩んでいる人、多いんでしょうね。

ということで、いぼ痔、特に内痔核についての症状や注意点について、わたしの体験を例にしてまとめてみます。

現在、悩んでいる人の何かきっかけになれば幸いです。

と、その前に。

私がいぼ痔で手術・入院した時のことはコチラに書いてありますので、ご参考までに。

ikkiblog.hatenablog.jp

 

いぼ痔の種類

いぼ痔には内痔核と外痔核の2種類があります。

痔核の出来方は基本的に一緒なんですが、出来る位置によって呼び名が違ってきますね。

簡単に言えば、通常時に外に出ていれば外痔核、内側に引っ込んでいれば内痔核です。

いぼ痔が出来る原因は、毛細血管が集まっている『静脈叢(じょうみゃくそう)』という部分がうっ血して、腫れた状態になることです。

腫れているだけなら自然に治るのでは?

わたしも、そう思ってました。

しかし、うっ血しているのが毛細血管なので、一部が血栓として塊となったのが痔核。

ですので、自然には治りません。(*早期であれば可能性はありますね)

 

いぼ痔(内痔核)の症状

わたしは内痔核になったので、その時の症状について詳細を書きたいと思いますが、一応、外痔核についても簡単に触れておきます。

痔核が外側に出来たものが外痔核なんですが、その出来る位置には『痛覚(知覚神経)』があるため、基本的に痛みを伴います。

急性の場合には激しい痛みが出ることもあるそうで、この場合には誰もが自覚できますね。

すぐにお医者さんに行きましょう。

 

外痔核と対照的なのが内痔核。

肛門の内側に出来るのですが、『痛覚』が無い場所のため、基本的に痛みが伴いません。

そのため、痔核が大きくなり、出血して初めて気が付く人の方が多いのではないでしょうか。

しかし、出血する前の症状として以下のような点があります。

・排便後、肛門がめくれている感じがする

・その肛門に固い塊を感じる

これらは排便後にトイレットペーパーを使用した時に、注意していれば分かります。

または、通常時でも指で押し込むように触ると、硬いものを感じることも出来ます。

この状態になると、すでに内痔核があると考えていいでしょう。

ここまでが第一段階、初期症状です。

この段階で病院に行けば、手術は避けられるかもしれません。

 

次に第二段階。

普段の排便後でトイレットペーパーに血が付着することがあれば、第二段階へ症状が悪化していると考えてください。

俗にいう切れ痔の場合も出血しますが、その場合ば裂傷を起こしてるため痛みもありますが、内痔核は出血があっても痛みはほとんどありません。

この頃になると、痔核も大きくなっていることが多く、排便時に痔核が飛び出たまま戻らないことも出てきます。

戻らないほどの大きさになってしまうと、かなり進行していると言えますね。

 

そして第三段階。

突如として大きな出血が起こります。

便器を血で染めるような激しい出血。

肛門からポタポタと、水が漏れるかのような出血。

明らかに、肛門が傷つき大量の出血が起こっていると分かります。

ただし、この出血はトイレットペーパーで押さえるように止血すると、自然と止まりますので安心してください。

ただ、初めて経験する方はとてもビックリするでしょうね。

 

この出血ですが、そのまま放置しても実際は問題ありません。

血が止まりさえすれば、第二段階と同じ状態でいられます。

この時、出血後の排便で再度の出血は起こらず、1回きりの出血で終わります。

そして出血したことは忘却の彼方へ。

しかし第三段階なので、急いでお医者さんに行くことを、強くお勧めします。

 

いよいよ最終段階。

何度か1回きりの出血を繰り返し、「医者に行かなきゃ。」と思いながらも時ばかりが過ぎ。

肛門の内側では力を溜めた痔核が、その時を今か今かと待っています。

痔核の数も1個ではなく、複数出来ているかもしれません。

そして・・・

排便の度に繰り返す大出血。

翌日も、そしてその翌日も。

最悪の場合、排便時以外でも出血してしまう恐れもあります。

こうなったらお手上げです。

急いで肛門科の門をくぐりましょう。

 

内痔核の治療方法

内痔核の治療方法としては、薬や生活習慣の改善による治療と、手術による治療があります。

もちろん、症状が軽ければ薬による治療で回復が見込まれます。

ただ、この初期段階で気が付かない場合が多く、また病院へ行くことに抵抗がある人の方が多いため、結果的に薬での治療では回復しないレベルになっていることが多いのです。

また、痔核が出来る原因として、『食習慣』や『排便習慣』などがあり、常に肛門へ負担が掛かっていることが挙げられます。

そのため、痔核が1個だけではなく、複数できることも多くなり、どうしても手術による治療が中心になってしまいます。

 

手術による治療

最近では日帰り手術もあるそうですが、それも症状が軽いケース。

わたしの場合は痔核が3個もあり、それも大きく成長していましたので、日帰り手術で済むような状態ではありません。

手術~入院コースです。

一般的に、入院日数は1週間程度。

夏休みやゴールデンウィークで十分に手術が可能です。

手術そのものも、あっという間に終わってしまうくらいの時間ですし、怖がることは何もありませんね。

手術後の痛みも、適切な処置をしていればそれほど痛むことはありませんので、安心してください。

入院中、一番の苦痛は『暇』。

それだけです。

 

病院へ行って診察を受けるのが恥ずかしい

確かに、肛門を人に見られるのは恥ずかしいでしょう。

しかし、横になってお尻を出した格好で、後ろから先生が診察するので、直接見られている感じはありません。

出産時のように足を広げて、まさに丸出しのような恰好はしないので、実はそれほど恥ずかしくないのですね。

また触診、すなわち肛門に指を入れられて診察する場合でも、普段から肛門に指が入っている感覚を知らないので、恥ずかしいと思う以前に、「うっ!」と思った瞬間に診察が終わってます。

また、診察に来ている患者さんも、老若男女問わずいらっしゃるので、不安になることもありません。

内痔核はどうしても放置しがちで、気が付いたら症状が悪くなってしまうため、少しでも違和感を感じたら、すぐに肛門科へ行くことをお勧めします。

 

会社など周囲の反応

女性の場合は全く知られずに手術も可能です。

術後、しばらくはガーゼが必要ですが、ガーゼの交換にしても女性用トイレであれば気がつかれずにガーゼの交換も出来るでしょう。

しかし、男性の場合はそうもいきません。

毎回、大便をしていると勘違いされる可能性もあるし、ガーゼのようなものを持ち歩くのも変ですしね。

なので、男性の場合は周囲にバレることは覚悟した方がいいでしょう。

しかし、意外と反応は薄い。

たぶん、痔持ちの人もいて、逆に聞きにくいのかもしれません。

喰いつき気味に話を聞けば、逆に自分が痔持ちであることがバレてしまう。

そんな心理から、あまり詳しく聞いてこないかもしれませんね。

実際、詳しく聞いてきた人は痔持ちでしたから。

 

ということで、あなたが考え、思ているほど内痔核は大変じゃありません。

痔ろうや外痔核の方が、術後などは大変かもしれませんね。

以上、「いぼ痔に悩んでいるあなたへ。いぼ痔は手術で簡単に治るから病院へ行こう!」でした。