周りにいるでしょ、こういう人。
若くて少し粋がっているくらいなら可愛いもんだけど、いい大人の場合は手におえない。
今まで生きてきたプライドが邪魔をするのか、バカなのか分からないけど、周りの人にはいい迷惑でしかない。
それをまた、自分自身で気が付いてないんだから、最悪を通り越して極悪ですよ。
そんなお話。
わたしの会社、結構高齢化が進んでいて、事務所内でわたしより年下なのは1人だけ。
小さな事務所で60代が2人、50代が2人、40代が2人。
まぁ、中途採用しかしていない中小企業なんで仕方がないと言えばそれまでですが、あまりにも高齢化が進んでいるので、若者の新規採用を検討しているんです。
でね、若者を採用するにしても採用する側があまりにも高齢化してしまっているので、はたして若者の教育とかできるのか?という問題もある。
実際に、教育係として周りを見渡すと、それなりの年齢になっておきながら適切な人材がいないことに気付く。
これはわたしの持論なんですけど、今50代以上の大人って使えない人が多すぎるね。
これには理由があって、それは「強烈にバブル景気を体験している」ということ。
わたしも48歳なので、普通に就職していれば多少はバブルの恩恵を体験できたかもしれないけど、普通の人生なんて送ってないからねぇ。
バブル景気が終わったころ、「ん?バブルって何?」という感じで、世の中が狂瀾してたことを知った感じ。
そうそう、話は違うけど、BOOWYっていたじゃない?
あのバンドも解散した後に知ったよ。
話を戻そう。
バブル時代って、次から次へと仕事が舞い込んできて、何もできない新人でもそれなりに成績が上がってた時代。
いわゆる団塊の世代なんてのは、現役バリバリの時代がバブル時代なわけで、仕事の質よりも仕事の量が重要だった。
だから、残業もたくさんあっただろうし、給料もどんどん上がってた。
そういうわけで団塊の世代って、大勢の人が仕事の質という部分を置き去りにしたままに、「仕事とはこういうもんだ!」と決めつけてしまった。
当時はそれが正義であり、正解でもあったからね。
で、バブルが弾けるんだけど、やってきた不景気に対して「景気が悪い」「政府の政策が悪い」「世界経済が悪い」なんてもっともらしい理由をつけて正当化してしまった。
そういう人が多かったんだと思うんです。
30代、40代のバブル世代がそのまま、現在の50代、60代なのが今の現状ですね。
そういう人達を見ていて気付いたこと、それがタイトルの「デキない人ほど認めたがらない、何事もね」なんです。
バブル後、失われた20年とか言うけど、理由としてはバブル世代のデキない人が社会の中心にいたから。
そりゃ~、よくなる訳がない。
日本にはイノベーションが無い、なんて言われたりするのも頷けるよね。
とにかく汗水流して働くことが至上の価値観だったわけだし。
最近は、そのデキない人たちが徐々に引退していってるので、景気も回復傾向にあるでしょ?
アベノミクスの恩恵もあるかもしれないけど、基本的には社会の構成人員が変わったことが一番の要因だと思ってます。
その、デキない人って面白い事に、ある共通の傾向がある。
それが「認めたがらない」ってこと。
仕事で失敗をしても自分の責任を認めなかったりする。
それも世代的には上司にあたる人がそうだよね。
結果、部下の失敗の責任を放棄するような上司になるわけです。
そんなんじゃ、誰も従わないし、尊敬もされない。
それなのに「今どきの若いもんはダメだ!」なんて言いやがる。
そもそも、その上司の仕事のやり方が間違っていても認めることなく、言い訳ばかりで修正もしない。
場合によっては、失敗しても何も言わずに放置するケースもある。
誰がやったのか確認すると、結果としてその上司だったり。
下の人間はなかなか追求なんてできないから、そのまま有耶無耶に終わったりしてね。
もう最低です。
それと、そういう人に限って自分の健康度を強調したがるよな。
60歳前後で、「まだまだ老眼になってないぜ!」とか言いながら見にくそうにしてたり、健康診断で全く問題無しだったと言いながら、実は健康診断を受けてなかったとか。
それなのに高血圧の薬飲んでたりするんだよ。
もうジジイなんだから格好つけずに素直になればいいのに、なんて思う。
わたしなんて冬場の寒い時期には、いわゆるモモヒキとか履くけど、そんな話をすると「そんな格好悪いもん、履けないよ!若いくせに何言ってんだ。」なんてバカにするくせに、結局風邪引いて周りに迷惑かけたりするんだ。
今の職場では年齢が下から2番目のわたしが責任者なんだけど、そういった年上の人と仕事をするのは非常に疲れるよ。
いつも強がってばかりいるのに、何か問題が起こった時は助けを求める。
それでいて、こっちの言うことにはいちいち反論する。
それと、そういう人に限って考えが足りない傾向にある。
これもバブル時代の仕事が、量をこなすという面が重要だったことに起因していると感じていて、「考える前に行動する」ことで仕事を回していたために、そういう習慣になっているんだろうね。
結果として、筋が通らない話ばかりすることになるわけだ。
この辺の「考える」ことについては、改めて書きたいと思います。
ま、何はともあれ、世代交代が重要ってことかな。
そんなお話でした。