いっきblog

アラフィフにして、ようやく人並の生活を手に入れた人生やりなおしブログです。若者よ!こんな大人にならないように!

人間の人格形成は10代まで、その人間の過去が分かれば本質も分かる

 

これは私の持論なんで、一般論と同じに受け止め無いように。

その前に、今まで自分のことを「わたし」と表現してたんだけど、今日から「私」も使います。

ほんわかするような、奥さんネタとかの場合は「わたし」の方が合ってるんですが、ちょっと真面目に書くときは「私」の方が合うので。

内容によって使い分ける感じですね。

よろしくお願いします。

さて、人間の人格形成について。

 

「三つ子の魂 百まで」とは良く言ったもんで、まさにその通りだと思うわけです。

さすがに3歳児まで、というのは大袈裟だと思いますが、成人してから人格が大きく変化することは無いと言えますね。

よく「俺も大人になって、丸くなったよ」なんて言ったりしますが、それは真っ赤なウソです。

騙されないように。

 

普通に考えると、だいたい小学校を卒業するくらいに80%程度の人格が形成され、中学・高校でその人格が熟成される感じじゃないかな?

昔の友人と話をすると「お前は高校時代から変わらないなぁ」なんて言われません?

要するに、基本的な人格は高校生から何ら変わってないということです。

自分自身の過去を振り返ってみても、中学生で備わった性格・性質は高校生に引き継がれていたように思います。

成長とともに磨かれて、高校生の頃には立派なろくでなしになってました。

もちろん個人差もあると思いますがね。

 

社会に出ると色んな経験をします。

その経験がその人の人格形成に役に立つかというと、100%無いでしょう。

社会人デビューした時には、どうしようもないくらいに固まった人格を持っており、それは一生変わらない。

では、「人が変わったよね」なんて言葉はなぜ生まれてくるのでしょう。

その前に、人格をどのように捉えるか。

私の持論では「デコボコの石」みたいに考えています。

出っ張ってるところもあれば、引っ込んでいるところもある。

それは千差万別、十人十色。

で、この石は硬くて何をやっても削れません。

そんな石が丸くなる?

丸くなんてなりません。

丸くなったように見せているだけです。

これは本人が人を騙そうとして、丸く見せているわけではないんですが、結果として丸く見せているんです。

 

人は生きていく中で、様々な経験をします。

すなわち「学ぶ」わけです。

その「学び」により、いままで出来なかったことに対応できるようになり、今までとは違う考え方をしたりします。

分かりやすくいうと、デコボコの石に経験という粘土を貼り付けていく。

そのことで、石の角が見えなくなっていく、とでも言いましょうか。

歳を取れば取るほど、粘土の量が多くなり、デコボコだった石が丸く見えるようになるんです。

ということは、粘土が剥がれ落ちれば角が出る、ということ。

誰もが角を隠した状態であるということを忘れてはいけません。

 

さて、いい大人がすぐキレたりするニュースがテレビを賑わしています。

それは剥がれやすい粘土を使ってきたため、些細なことで粘土が剥がれ落ち、角がむき出しになるからです。

この粘土の性質も重要ですね。

これは人格とは別の「性格」というものだと考えます。

この性格を育てるのに必要なことは「学ぶ」ことです。

色々な経験をするだけでなく、その経験から何を学ぶか。

「学ぶ」という考えを持つことができるか。

そこに全てがかかっているといって間違いないでしょうね。

 

この「学ぶ」ということは歳を重ねていても出来るもので、よく「生涯、勉強だ」というのはそういう意味だと思ってください。

そして「学ぶ」のに最適なものが「本」

出来れば電子書籍では無く、紙の「本」を読みましょう。

理由は前に書いたコチラで。

ikkiblog.hatenablog.jp

Kindleとか電子書籍もいいけど、紙の本を読む方が頭にいいと思う - いっきblog

 

人間力を高めるという意味でいえば、いわゆる「小説」を読むことをお勧めします。

芸人さんも書いた「純文学」じゃなくても全然構いません。

普通の娯楽小説でも十分です。

今、興味があるジャンルの小説を、たくさん読む。

それが一番ですね。

よくブログのアクセス数を伸ばすには?という問いに「とにかく記事数を増やす」というものがありますよね?

とにかく書け!たくさん書け!と。

本も同じで、とにかく読め!たくさん読め!です。

 

小説は主人公がいて、その人生を疑似体験できるツールです。

普通に生活していたら体験できないようなことも、本を読むことでまるで自分の体験のように体に蓄積されていきます。

その経験の蓄積が人間力を高め、性質を育てるんです。

 

で、結局何が言いたいのか。

社会に出てからの人間関係を構築するうえで、相手の本質を見極めることは非常に重要で、そこを見誤ると後々問題が生じる可能性があるということ。

どんなにいい上司でも、同僚でも、粘土を落とせばデコボコな人間なんだということを理解しておく。

その上で、貼り付けてある粘土が簡単に落ちる人間か、そうでないかを見極める。

それが出来れば、良好な人間関係を築きやすくなります。

 

今の職場でもね、人間関係が築けずに苦労している人間がたくさんいるのよ。

それも、そこそこの年齢で。

さらに本人がそれに気付いてないから、あちらこちらでトラブルになって、そして他人のせいにする。

そして、やっぱり「学」が無いんだよね。

学ぶことの大切さ、そして学ぶことでしか分からないことがある。

そんなお話。