最近になって、ようやく電子書籍というものを読んでみたので、その感想なんかをね。
10代の頃はよく本を読んでいました。
ピークは高校生の頃。
1日1冊のペースで読んでたね、勉強もせずに。
そのおかげか、勉強は全く出来なかったんだけど、大学受験の共通一次試験(古いな)の国語「現代文」はほぼ満点を取る事ができました。
もちろん古文・漢文はほぼ0点ですけど。
さて、わたしが電子書籍よりも普通の書籍の方が頭にいいと思う理由についてです。
最初に言っておくと「電子書籍はサービスが終了したりしたら読めない」とか、そういう観点ではありません。
両方を利用してみて体感した内容について書きます.
①気合が違う
まず一番の理由としては、書籍と向き合う姿勢の問題。
電子書籍って端末にダウンロードして読むものなので、ダウンロードしただけで満足しちゃわない?
場所も取らないから、いくらでも購入してストックしておけるお手軽さがあります。
その分、「いつでも読める」から書籍に向き合う姿勢が軽くなり、読んでいても集中の度合いが違うと思うわけ。
まぁ、どんなジャンルの書籍を読むかによっても違うとは思うけど、電子書籍は「サラッ」と読み流してしまう気がしてならない。
実際に何冊か読んでみたけど、内容を覚えている書籍は1冊も無いのがホントのとこです。
それに比べ「本」は、「読みたい!」と思ったら本屋まで行かなければなりません。(ネットで買う場合は違うけどね)
この時、すでに心は少し興奮気味。
お目当ての本を探しあて、手に取って帯紙を読み、目次に目を通し、内容を想像する。
はやる心を落ち着かせなから家路を急ぐ。
ここからして、その本に向き合う姿勢が全く違うわけ。
外で読む場合には、カバンが重くなるのを承知で持ち歩かなければならない。
お手軽さでは確かに電子書籍には敵わない。
でも、「本を読む」という姿勢が違うから、読み終わった時の充実感も全然違うんだよね。
②体験型学習
体験学習型というのは大袈裟なんだけど、「本」って内容を体感しやすいと思う。
そもそも電子であろうと紙であろうと、「情報という意味では同じ」とも考えられるんだけど、その情報が体の中に残るかどうかという点が問題。
電子書籍の場合はいわゆるネット情報と同じ感覚で頭に入ってくる。
ブログやメルマガなんかと結局は同じなんだよね。
例え爆発的ベストセラーの小説なんかでも、デジタル端末で読むというだけで、すごく軽いものになっちゃう。
指でサッとするだけでページが変わるし、手に持つ感覚はスマホでありタブレットだからね。
対して「本」。
これは手に持った感触が「本」。
当たり前だけどね。
ページ1枚1枚をめくる指にも紙の感触が伝わり、紙、インクの匂いが五感を刺激する。
情報をただインプットするだけでなく、「本」を読んでいるという感覚とセットでインプットすることで、ひとつの体験になる。
これが非常に大切なんです。
大人になってから情報のインプットのためだけに読むなら電子書籍も悪くはない。
ただ、タイトルにあるように頭にいいのは「本」。
学生の方には電子書籍を利用して本を読むのではなく、紙の本を読むことをお勧めしたいと思います。
古臭い考えって言われればそれまでなんだけど、英単語覚えるのに何度も書きながら覚えたり、口に出して音読したり。
結局、身に付くためには「身」である体で読むのが一番だということだな。
だから、参考書でも小説でもなんでもいいけど、書籍を読むときには「紙」にしましょう!
以上、「Kindleとか電子書籍もいいけど、紙の本を読む方が頭にいいと思う」でした!