家を買うにあたり、年齢や将来の返済等を考えて、購入対象は中古戸建物件にしました。
実際には新築物件も検討したんですが、私たち夫婦には子どもがいないため、家を購入しても誰かに残してあげることは無いんです。
だったら二人があの世に逝くまで生活できればいいよね?ということで安い中古戸建物件にしようという結論になりました。
また、マンションを選択しなかった理由としては、
ローン以外に管理費・修繕積立金が必要
住宅ローンを組む以上、できるだけローン以外の出費は避けたいところ。
マンションの場合、管理費・修繕積立金が掛かります。
この費用、購入時からずっと変わらないのであれば、ローンと同一に考えることができるんですが、先々金額が上昇する危険もあります。
歳を取れば取るほど収入が減っていくと考えれば、負担が増える状況にはしたくありませんでした。
集合住宅である以上、個人だけで解決できないことが発生する危険性
集合住宅では建物トラブルが発生したとき、住人の同意がなければ解決できないような事案もあります。
これから一生生活していく住居なのに、他人の同意がなければ対応できないなんて馬鹿げてます。
要するに、集合住宅の場合は他者に対し、何らかの依存状態となるわけです。
以前、会社の寮で生活していたんですが、会社から解雇された瞬間に住所不定となりましたし、アパートでの賃貸生活についても住まいを大家さんに依存していると言えます。
そのような経験から、できるだけ他者に依存しない方がストレスを受けずに済むと考えているんですね。
夫婦二人だからこそ戸建でひっそり生活し、楽しく人生を全うしたいという考えです。
で、いよいよ物件選びから決定までの流れですが、ポイントは2点。
①物件の資料請求
②物件の内覧
となります。
①物件の資料請求
さっそくインターネットで情報を集めます。
今はスマホで簡単に物件情報が見れますよね。
スーモとかアットホームとか。
そこでポチポチとネットサーフィンをすると、意外と希望に近い中古物件が数多くあるじゃないですか。
希望に叶う物件が見つかったら、まずは資料請求です。
資料請求してみると分かるんですが、物件情報が掲載されているサイトに資料請求するわけでなく、提携不動産店から資料を取り寄せる形になります。
わたしの場合は多くの不動産店に資料請求をしてしまいましたが、掲載されている物件はほぼ全ての不動産店で取り扱うことができるので、1社~3社程度にしぼって、直接資料請求するのもアリです。
その方が、不動産店からの営業電話なども少なくてすみますし、資料と不動産店がごちゃ混ぜになるのを防いでくれます。
ですからネットで物件探しをして、気に入った物件が見つかったら不動産店へ直接電話で資料請求するようにしましょう。
ココで注意!
実は・・・
請求した資料を見ても、基本的に何の意味もありません。
何故かと言うと、もらった資料の内容はネット情報となんら変わらないからです。
唯一、新しい情報としては正確な住所が分かることでしょうか。
わたしのお勧めとしては、気に入った物件があったら資料請求などせず、すぐにでも不動産店へ連絡し物件の内覧予約をしましょう!
内覧希望物件を3件~4件くらい、候補を出しておけばいいでしょう。
その際に、物件の資料ももらえますので、この方が手間や時間が省けますよ。
②物件の内覧
さて内覧ですが、ここで一番重要なのは営業担当者です。
わたしも3社ほど案内を受けましたが、正直、合う合わないがあります。
だって人間ですから。
我が家ではグイグイ押してくるタイプは大の苦手。
「あいつ、グイだな。」
そう囁かれ、相手にされなくなります。
3社中、2社は比較的落ち着いた感じの担当者だったんですが、1社はグイでした。
それも2人でやってきて、さらにはお調子者。
残念ながらここで脱落です。
資料請求の部分でも触れましたが、物件についてはどの不動産店でも取り扱うことが出来るため、「この不動産店じゃなきゃ買えない」ということは無いんです。
ですから、このように営業担当者の感じで不動産店を選ぶといいかもしれませんね。
ちなみにお世話になった不動産店は「三井のリハウス」さん。
たまたま担当になった営業さんがちょっと頼りないくらいに、「グイ」じゃなかったのが理由です。
もう1社の方は自宅から遠く、リハウスさんが近場の不動産店という面もありましたけど。*三井のリハウスからの回し者ではありませんよw
ちなみに営業さん曰く、「中古物件の場合、希望に対し100点を求めたら買えません。70点から80点で考えた方が、いい物件に巡り合えますよ。」とのこと。
実際に色々な物件を見てると、「ここはいいけど、あれがダメ」「あれはいいけど、ココがダメ」ばかり。
100点が欲しければ新築の注文住宅にするしかありません。
さて、実際に物件を内覧してみると分かりますが、意外と見ていても何もわかりません。
だって素人なんですから。
最初は「どんな些細なことも見逃さず、しっかりチェックするぞ!」なんて意気込んでいくんですが、中を見ると「おぉ!きれいじゃん!」とか「めちゃ陽当りいいじゃん!」とか舞い上がってしまいます。
そのため初めから細かいところまでチェックせず、建物の全体的な確認と周辺環境を確認するだけに留めておく方がいいでしょう。
そうやって、数ある物件の中から70点以下のものを除いていき、自分で「ここならアリだな。」と思える物件を絞り込んでいきます。
2件から3件くらいに絞ったら、細かい点をチェックしていきます。
わたしの場合、購入した物件は4回くらい見にいきました。
何度も内覧をするわけですが、ここで嫌な顔ひとつせずに対応してくれる担当者であれば安心ですね。
*不動産店を選ぶポイント
ここで先にこのテーマの最重要項目について書いておきましょう。
「自己資金0円で家を買う!」ことって本当に出来るんでしょうか?
答え:出来ません!
あ~あ、言ってしまった。
本気で自己資金0円で家を買おうとしている方には衝撃的な事実ですが、これはホントです。
その理由は「売買契約時に手付金が必要だから」です。
一般的に物件価格の5%~10%程度、必要だといいます。
2000万円の物件を買うなら、100万円から200万円は手付金を用意する必要があるんです。
わたしも手付金のことなんて全く考えておらず、契約説明のときに知ったのでビックリしました。
実際は、諸経費も住宅ローンに組み込むことができるので、用意する手付金の分はローン決済の際に自分の口座に残ります。
しかし手付金はローン契約の前に売り主側へ支払う必要があるので、手付金の分は自己資金が必要なんです。
実は、わたしが三井のリハウスさんを選んだポイントもここにあります。
リハウスさんの説明では手付金は30万円~50万円ほど用意出来れば問題ないとのこと。
リハウスさんも商売ですし、売り主側も早く売りたいという気持ちもあるので、手付金が少ないために商売チャンスを逃すなんてもってのほか。
そのため価格のパーセントではなく、30万円~50万円程度でOK!としているそうです。
特に三井のリハウスさんは大手ですし、売り主側も了承してもらえるそうですね。
ただ、不動産店によってはしっかりと5%以上の手付金を用意しないと、受け付けてもらえないところもあるそうで、その辺は事前に確認してくことをお勧めします。
自己資金0円で家を買いたい人も、せめて手付金だけは用意しましょう。
以上、「物件の資料請求から不動産店・物件を決めるまで」でした。
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