いっきblog

アラフィフにして、ようやく人並の生活を手に入れた人生やりなおしブログです。若者よ!こんな大人にならないように!

仕事で得た名刺って誰のもの?名刺を抱え込みたがる人は老害に多い?

 

さて、今朝ネットニュースなどを読んでいると、こんな記事がありました。

toyokeizai.net

 

最近のテレビコマーシャルでも見かける、アレ。

交換した名刺を社内で一括管理するアレです。

あのCMを見たとき、違和感もなく「面白いね~」と思っていたのですが、人によっては「名刺は個人のもの!」と考えるらしい。

特に昔の風潮としてね。

という事で、名刺について少し考えてみました。

 

名刺の管理について

現在、名刺の管理はほとんどしてません。

100均で買った名刺入れに多少は入れてますが、残りは輪ゴムでグルグルっとw

仕事柄、顧客というのがエンドユーザーなので、そもそも名刺を頂くことも少ない。

業界の集まり(研修とか組合とか)などがあれば挨拶代わりに名刺交換するので、多少は他社との名刺交換もあります。

ですが、枚数そのものは少ない方でしょう。

そんな状況もあって、名刺を管理する必要性を感じてないというのが正しいかな。

たくさんの名刺をファイルで管理している人を見ると、名刺を活用するために管理しているとうより、ただの名刺コレクターのようにしか見えません。

たくさんの名刺を見て、「これだけの人達と仕事をしてきたんだ!」と悦に入っている感じ?

 

名刺の重要性

頂く名刺といっても、相手の立場も様々。

部長クラスの場合もあれば、営業マンの場合もあります。

百貨店などのアンテナショップ回りなどをすれば、相談係といった方とも名刺交換します。

で、相手の立場によって名刺の重要性が変わってきますよね?

例えば、入社1年目の営業マンの場合、業種によっては数年で異動・退職してしまうケースも多いでしょう。

こういった場合は重要性は低いと考えることが出来ます。

逆に、部長クラスの方であれば、年齢にもよりますが簡単に異動や退職はないと考えられますし、影響力も強いので重要性は高い。

この様に、名刺を管理するといっても、相手の立場によって重要性も変わってきてしまうので、何でもかんでも名刺を取っておけばいいというわけではありません。

 

名刺は単なる情報である

名刺そのものは紙等で出来ているのがほとんどですが、その紙が大切なのではなく、書いてある情報が重要なのは誰でも分かると思います。

で、今の時代、紙ベースで情報を保存するケースって限られてません?

ほとんどがPC内、またはスマホで管理してしまうと思います。

相手の名前・会社名・部署名・役職名・電話・FAXを入力しておけば十分で、名刺そのものは不要だとも言えるわけですね。

第一、退職してしまった人の名刺なんてゴミでしかないしw

 

名刺の帰属に関して

冒頭の記事では、名刺交換による人脈は個人のものだと考える風潮があったとのことですが、現在50歳のわたしからしても、それは古い考えのように感じます。

先日、定年退職した方がいましたが、A4サイズの名刺入れにたくさんの名刺を入れて管理していました。

転職してきた方なので、以前の仕事で頂いた名刺もたくさんあったと思われますが、非常に大切に保管していました。

で、退職後に気付いたのですが、その名刺ファイルは持って行かれました。

この方は「名刺交換で得た人脈という財産は個人のもの」という考えだったのでしょうね。

 

独断と偏見で考えた

でね、ここからは独断と偏見でわたしの意見を書いていきますが、名刺情報の所有権は所属する会社にあると考えています。

一般的に、名刺に書かれている個人情報は「名前」くらいのもので、残りの情報は所属する組織の情報です。

組織に属する個人が名刺交換をしているわけで、名刺交換した先の組織情報を個人で抱えていい理由はありません。

例えば、新たな営業先を開拓していくうえで、会社と情報の共有もせず、大きなトラブルが発生した場合、どう対処するのでしょう?

結果として、相手先の組織と自分が所属する組織間で問題解決を図るしかありません。

そういった意味でも、名刺交換で得た情報は個人のものだけではなく、会社と共有するべき情報と言えます。

そもそも、名刺交換した相手からしても「〇〇会社の△△さん」と、仕事上のお付き合いをしているのであって、個人的な付き合いを望んでいるわけじゃないしね。

組織の中の個人なんてよほどの肩書でもない限り、誰からも相手にされてないでしょう。

「担当者」という立場にしても、あくまで「窓口」なのであって、実際はその後ろにある会社と仕事しているのであって、担当者のご機嫌取りは必要でも、担当者が誰であるかなんて関係ありません。

こういった観点から考えても、交換した名刺は会社のものであると言えます。

 

結局は老害だからじゃない?

ここからは蛇足。

もっと独断と偏見100%ですが、こういった交換した名刺を個人の所有と考える人って、60歳位以上の人に多い気がするんですよね。

といっても周りの人を見ての判断なので、何とも言えないんですが。

どうもね、そこそこ年齢が高い人って、自分がしてきた仕事の記録を残して、それを自慢したがるというか、それを拠り所にするというか。

例えば、20年、30年前の資料なんて全く必要ない代物ですが、年齢が高い人に限って後生大事に取っておきたがる。

その一番の理由は、昔の資料は紙ベースだった点。

あらゆる資料をPC等で管理してしまうと、おそらく実感がなくなっちゃうんでしょう。

莫大なファイルなんて事務所内においては邪魔でしかないし、そのファイルを開くのは1年に数回あればいいほう。

でも、こういった人たちは年に数回でも必要とされれば、「あってよかったでしょう!」と言い、自分が築き上げたファイル群を眺めてご満悦。

結局、名刺を個人のものだと言っている人も同じなんじゃないかな?

ファイリングしている名刺を使って仕事なんてしないし、新たな名刺をファイリングすることが仕事になっているんでしょうけど、そんなファイリングされた多くの名刺を、自分がやってきた仕事内容・仕事量だと勘違いしている。

で、一番厄介なのが、そういった人達がそこそこの立場で会社に残っているんだよね。

 

名刺問題まとめ

そんなわけで、わたしも老害にはなりたくないと考えさせられた名刺問題でした。

時代はどんどん変化しているので、その変化にはついていきたい。

しかし、ついていけない部分には余計な口を挟んではいけない。

意見を求められて初めて、経験から導き出される意見を言う。

そんな老人になりたいと思ったわけです。

最後は名刺に関することから脱線した感があるけど、以上「仕事で得た名刺って誰のもの?名刺を抱え込みたがる人は老害に多い?」でした!