先日、購入したカシオスタンダードMTP-1239DJ-2AJF。
ベルトのサイズが大きすぎてブカブカでした。
そこで、ベルトのサイズ調整を行うことにしました。
意外と簡単作業だったので、その方法をご紹介します。
用意したもの
今回のベルト調整で用意した道具ですが、それほど大したものは用意していません。
念のため、100均でベルト調整用具を300円で購入したくらいです。
これね。
実際は、この道具は必要なかったのですが、留金を外すことも想定して押し出しピンが欲しかったための購入です。
で、開けてみたのですが使い方がいまいち分からず、パッケージ裏の説明書きを読んでもピンとこない内容です。
正直、無駄な買い物になりましたね。
まぁ、この押し出しピンを1本100円で買ったと思うしかありません。
ちなみに、青い取っ手が付いているピンですが、サイズがそれぞれ0.8mm、0.9mm、1.0mmとなっていまして、取っ手の付け替えが出来るはずなんですが、それがなかなか外れません。
試行錯誤した結果、分解する必要があるようで、説明書きに書いておけよ!と思わずツッコミました。
さて、その他の道具ですが、このような感じで揃えれば大丈夫でしょう。
・押し出しピン(精密ドライバーでOKなので買う必要なし)
・安物の小型ペンチ
・ハンマー代わりのドライバー(お尻でピンを叩く用)
まぁ、家にあるもので十分ですね。
実際のベルト調整
では、実際に調整作業に入ります。
作業内容としては
・作業しやすいようにベルトを開く
・ベルトコマ数を調整する
という感じで行いましたが、後々説明しますが無駄な作業もありました。
今回は、無駄な作業も含めて進めますが、無駄な部分は真似しないようにしてください。
ベルトを開く
三つ折り式ベルトのため、留金を開いても輪っか状になっています。
これでは作業が面倒なので、留金を外して作業がやりやすいようにしました。
ここで、100均で購入した押し出しピンの登場です。
写真は外したあとですが、この部分のピンはバネ式になっているため、この押し出しピンで押しつつ横にスライドするようにすると外すことが出来ます。
こうする事で、下の写真のようにベルトを平らに開くことができ、作業がしやすくなるという寸法です。
*不要な作業でしたが
コマ調整の方法
ベルトを良く見ると、特定のコマに矢印のマークがありますね。
ここにベルトのコマを固定してるピンが入っていて、矢印の方向に押し出すことでピンを外すことが可能となります。
実際にやってみましょう。
このように、押し出しピン、もしくは精密ドライバーで板状のピンを押し出します。
このとき、「どのコマを外せばいいのか?」という疑問があると思いますが心配ご無用。
連続する矢印の両端のサイズは全く同じですから、どこから外しても構いません。
100均で買ったノギスで測ってみたので間違いありません。
ともに18mmですね。
続いて、ピンを抜く作業ですが、少し注意点があります。
ピンを抜くとこのようになるのですが
このピンが曲者で、意外と固くて抜けません。
最初に紹介した小型ペンチで挟んでも、安物なので滑ってしまいます。
そんな時は雑巾か何かを使って挟むといいでしょう。
こんな感じで簡単に滑らずに抜けます。
さて、コマの取り外しに移ります。
コマを外す時は少し曲げながら外すと、素直に外れてくれます。
単に引っ掛かっているだけなので、無理に捩じったりしないでください。
角度を付ければ簡単に外れますので無理は禁物です。
ここまで来ればもう少し。
お好みでコマ数を調整したら、元に戻して終了です。
だたし、この板状のピンを入れる時、非常に硬いので注意してください。
と言っても、入れる時は最初に紹介したドライバーのお尻で軽く叩けば入ります。
場合によってはコマとピンとの相性があることも考えられますので、出来るならばコマとピンはセットで分かるように仕分けしておくことをお勧めします。
一度、叩いてもなかなか入らない場合があったので。
調整における注意点
写真が少し見づらい点はお許しください。
まずはこの写真。
三つ折り式の畳まれた湾曲したプレート部なんですが、実はこのプレートの位置によって装着感が全く違います。
今回、わたしは全部で5コマを外したのですが、本体に対して両側から2コマずつと、最終調整で本体上部側から1コマを外しました。
すると、折りたたんだプレートが手首の横側に入り込むため、手首の真ん中、すなわち留金部分が浮き上がってしまったのです。
「気にしないよ!」という方は好きに調整して頂いて結構ですが、どうせベルト調整をするなら気持ちよくしたいですよね。
という事で、調整コマ数を変更して、本体上側から1コマ、本体下側から4コマを外すようにしました。
するとこんな感じ。
かなり浮き上がりが抑えられていい感じでしょう。
場合によっては本体下側からだけ5コマ外してもよかったかもしれません。
さぁ、これで作業終了です。
ベルト調整作業を終えて
今回の調整作業で分かった事としては
・わざわざ留金部分からベルトを開く必要は無かった
という事です。
留金部分からベルトを開かないのであれば、留金部分のピンを外す必要がないので、わざわざ100均で買い物をする必要はありません。
最初から、とりあえず1か所だけピンを外してしまえば、ベルトは開けますので。
実際に、一度もとに戻した後、プレート位置の変更を行っていて、その時は留金部分を外さずに行いましたからね。
それと、折りたたんだプレート部分の位置によって、手首への装着感が変わるので、出来るだけプレート部分が真ん中になるように調整する方がいいと思います。
また最後になりますが、今回の調整方法は全てのメタルバンドに適応するものではありません。
調整の際にはご自身のタイプを確認してから行ってくださいね。
以上、「チープカシオのベルト調整 簡単作業なので自分でやってみました」でした。